まだ1月ですが、なんだか元旦がとても遠くに感じます。大学は年度で動いているのですが、21日に今年度の活動は終了しました。来年度(概ね2022年)で私も卒業します。なんだか始めたのがついこの前のように感じますが、最初に教えた学生たちは就職して結婚、そしてすでにたくさんの子供たちも生まれています。私にとっては孫のような感覚でとても嬉しい。女の子が多く写真が届くたびに嬉しくなってしまいます。そして今年度の学生たちとはなんと50年の年の差!半世紀と言ってもいいですね。なんだか恐ろしい気もします。もちろんそんな感覚は全くありませんが!気がついてみれば十年以上教育界にも関わってきました。きっかけはひょんなことからですがこんなに続くとは思わなかった。
社会的には20代、30代からみれば十分おじいちゃんですが、あまり自覚がないところがいけないところか?引退してもよい年なので妥当と言えば妥当だが、あまりそんな感覚はない。創作意欲がなくなったわけでもなく、ウケるかウケないかは別としてまだ自分の音を感じていられる。時間軸はどんどん過ぎていくけれど、生活自体が変わるわけではない気がする。コロナもありなかなか出かけることはなくなって、社会から乖離していく気もする。ただ、食べ物や嗜好品は変わってきているのは感じますね。もちろん体力も落ちているのは感じています。坂道がきつくなってきたのは事実として突きつけられています。
さて、そんな60代最後の年がまだ始まったばかりですが、先日、「カメがおきた」という曲をカバーしました。NHKの母と子のテレビ絵本という番組で作った曲です。現在もテレビ絵本は続いていますが、当時は絵本が終わった後新曲も流れていました。誰に歌ってもらおうかという時に、恩師である小林亜星さんにと駄目元で提案したら亜星さんが快く引き受けてくださりオリジナルは亜星さんに歌っていただきました。音楽大学の終わり頃に亜星さんのところでお世話になり勉強させていただきました。毎年著作権協会の会合でお会いしていましたが、私のことを覚えていただいていて快く引き受けていただいたことにとても感謝でした。私にとっては貴重な作品になりました。昨年お亡くなりになってしまいとても残念です。追悼の意味も込めてカバーしてみました。皆さんにお聞きいただければ幸いです。Youtubeはこちらです
YY@Duo カメがおきた 作詞 新井紀子 作・編曲 悠木昭宏
歌:湯原千史&悠木昭宏