2020年3月24日火曜日

3月の終わりに

 桜も咲き始めて3月もそろそろ終わりに近づいて来ました。4月の14日から大学が始まる予定でしたが、2週間遅れになったようです。もちろんコロナウイルスの影響です。このままいくと状況によってはさらに伸びる可能性もありますが、後々のスケジュールを考えるとギリギリのような気もします。心配なのは東京の感染が増えて、封鎖されると大学に行くのもできなくなりますね。というか授業も無くなる可能性があります。
 私たちの授業は実技系、ピアノを弾きながら歌うというグループレッスンになっているので密室でしかも歌を教えなければなりません。授業内容も考えないと行けないのですが、レッスン室は狭く人数が多いと距離も近くなります。一番やっては行けない形態で教えることが要求されるので、どうなるか全く予想できません。対策を考えている毎日です。換気はそこそこできていますが、窓を開けるわけにもいかず窓のない教室もあります。まさに窮地に立たされた音楽授業!声を出してはいけないというわけにもいかないので悩みどころです。まあ、先のことはわからないのでその時は対処の方法を考えることにします。ということで、春休みがさらに長引いてしまいました。
 さて日常は、春の花が咲き始めたので必須の散歩をしながら新たに咲き始めた花を探す日々が続いています。もう一つの作曲や音源作りの仕事は家にいてもできるのでそちらは助かっていますが、世の中大変なことになってしまいました。誰も悪くない事象ですが、地球のことを考えると必然的に出て来たようにも感じています。人類のおごりに対しての警鐘ではないかとさえ思ってしまう今日この頃です。皆さんも感染しないように気をつけてお過ごし下さい。ところで生産能力を伸ばしていると言われているマスクはどこに行ってるんでしょう?未だに店頭に並びません。それが不思議です。

青空とコブシの木



 

2020年3月9日月曜日

春の散歩

 天気の良い日はほぼ毎回散歩をしています。ルートは自宅から隣の駅までのほぼ同じルートです。往復約1時間なのですが、それでも春の植物を含め毎回新しい発見があります。
 美しいと思える場所や物を写真に収めています。何もないわが町なので買い物も含めてなのですが、結構楽しい。特にこの時期は桜の膨らみや早咲きの木を見つけて喜んだりと生命の力強さを感じる季節です。スズメたちのおしゃべりを聞いたり、川沿いなので水鳥の姿を眺めながら歩くのも楽しみの一つですね。この前初めてウグイスが鳴いて季節を感じます。
 私の場合こういう小さな喜びが音楽を創造する元になっています。足元に咲いてる小さな野草や見上げる空の雲の流れを見ながら様々なことが思考の栄養にもなっている気がします。自然に対峙していると、人間の愚かさを嫌でも感じます。大きな視点で歩くと小さな物も自動的に見えてきます。逆に小さなものに目を向けることで大局を見ることができます。
 昨日、フジテレビのドキュメントを見たのですが、ダイヤモンドプリンセスのクルーの証言を見ました。縦割り行政の無策、官房長官の嘘の発表など日本の政府、厚労省の対応は本当にひどいものだったことが証明されました。まともな政治家や官僚がすっかりいなくなってしまった日本、どこまでこの国を崩壊させるんだろうと思わずにいられません。誰かが頭から腐ると言ってましたが、まさにそういう社会が作られてしまいましたね。このところの行動をずっと見ていると、まさに想像力のなさがこういう状況を作り上げています。思いつきだけの保身の政策が丸見えです。
 大局を見て、個々の小さな思いやりに目を向けるような人が現れないかと思っていますが、政治家の挙動を見ていると信用できる人など一人もいなくなりました。この原因をまた考えて見たいと思っています。あてにならない政府はこの際捨てて自分の中で判断して正しい行動を今一度考えながらすごしましょう!


早咲きの桜が咲き始めました。

2020年3月6日金曜日

三寒四温...

 寒気と暖気が交互に来て、だんだんと春が近づいています。桃の節句も終わり、今日(2020/03/06)は少し寒さを感じる朝です。それでも昼間はだいぶ暖かくなって来ました。ソメイヨシノ(桜)はちょっと早い開花予想が出ています。近所の河津桜はすっかり葉桜に変わってしまいました。こうして寒さと暑さを繰り返し季節は進みます。今のような季節を「三寒四温」と言いますが、先人はうまい言葉を考えるなあ〜と感心します。しかしこの言葉は春先に使うのではなく冬の言葉らしい。勝手に春先だと思ってました。調べてみないとわからないことがまだまだたくさんありますね。
 そう言えば最近、日の出がだいぶ早くなり、日の入りもだいぶ遅くなって来ました。テニスをしてるとその移り変わりを感じる今日この頃です。そんな季節の移り変わりに関係なく世界中でコロナウイルスが蔓延しています。気候が大きな変化をしている現代、大きな目で見ると人間が壊し始めた時に新型ウイルスが現れたのはわがままな人間が作り上げた世界がいかに理不尽なものなのかを感じます。もしかしたら、変異するウイルスは人間に警鐘を鳴らす必然だったのかもしれません。
 晴れた日は毎回散歩をするようにしていますが、自然界を見ていると様々なことに気づかされます。四季の移り変わりはもちろん、川辺に住んでる鳥たちの生態、はたまた毎回違う空の雲など、人間界の事件や事象とは無関係にサイクルが進んでいきます。特にすごいと思うのは植物の生命力。最近は季節感が少し変わっていますがそれでも植物は毎回ちゃんと花をつけ実をつけて次の年につないでいます。川では日々の糧をついばみながら鳥たちが次の世代を作るためにちゃんと生きています。私も流れるままに自然に生きたいと思う今日この頃です。
 コロナウイルスのおかげで、我がふるさと新潟にも感染者が出ました。最初新潟市だったので離れているから大丈夫と思っていたら、次の報道では、教えている合唱団の皆さんが住む地域の方に広がって来ました。しかも職業が郵便局員です。どこにウイルスが潜んでいるかわかりません。それを踏まえ、合唱団の練習も中止になりました。今年は20周年記念コンサートの年だったのでちょっと残念でした。このまま様子見なのですが、もしかしたらコンサートも中止になるかもしれません。様子を見ながら進めたいと思います。今年ダメでも来年があるし、臨機応変に対応したいと思っています。それよりも健康で正しく過ごすことが大切です。

あるがままに過ごす川鵜