2022年8月31日水曜日

宿題

  私が子供の頃は、8月31日が夏休み最後の日でした。ということは宿題に苦労する日でもありました。現在の宿題事情は知りませんが、絵日記や自由研究など色々ありましたねえ〜!特に苦手なのは絵日記で、まともに毎日書いた記憶はありません。そもそも絵を描くのが苦手だったし、毎日やってないと天気がわからなくなります。今ではGoogle先生に聞けばわかると思いますが、そんなすべはありませんでした。なので適当に書いた日もきっとあったと思います。当時どうやって夏休みを過ごしたかも今では覚えていません。きっと一日中外で遊んでいたにちがいありません。記憶に残っているのはおばあちゃん家のハエトリ紙に頭の髪の毛がくっついたことや、近所の井戸で冷やしたスイカを食べた記憶などしかありません。この前テレビで見たのですが、人間は楽しい記憶は大雑把にしか覚えていないらしいので、きっとあまり記憶にないということは楽しかったんだと思います。

 宿題といえば、NHKのテレビ絵本(当時は母と子のテレビ絵本というタイトルでした)という番組で「いもとようこ」さんの「しゅくだい」という作品が放送され、その音楽を担当させていただきました。ナレーション(語り)は「山瀬まみ」さんで、登場人物の多いこの作品を素晴らしい表現力で語られていました。この絵本はとても素敵で、今でも印象に残っています。忘れられない作品のひとつです。内容は言いませんが、是非子供も大人も読んでもらいたい絵本の一つです。テレビ絵本では他にも結構たくさんやらせてもらってますが、どれも思い出深いものがあります。昔から絵本は大好きだったので、この番組に関わらせていただいたときはとても嬉しかった思い出があります。

 早いもので明日から9月ですね。暑さも落ち着いた気もしますが、今日はまた暑くなるという予報です。昨日は久々に散歩してきましたが、帰りに雨に降られてしまいました。晴れ男の記録が破られてしまいましたが、シャワー程度の雨だったので、そのまま家路を急いで帰ってきました。すっかり空気は秋の様相を呈してきました。季節の変わり目は体にこたえます。みなさんも健康に気をつけてお過ごしください。


相鉄線二俣川駅


 

2022年8月27日土曜日

七つの子

  まだまだ、暑い日が続いていますね。いかがお過ごしですか?コロナもなかなかおさまりません。いよいよ8月も終わりに近づいてきました。ということは、60代最後が終わりに近づいてきているということでもあります。心身ともにあまり変わっていないのですが、元気ですね?という世間の目は相当変わってしまうんだろうなと思います。まだ、テニスはできてるし、変わったと思うのは早寝早起きになってしまったことぐらいかな。テレビを見ていると同い年の人が映った時に、うわ〜老人だという目で自分のことは棚に上げて見てしまいます。まあ、なにがあろと全てを受け入れて過ごして行きます。歳を重ねて悪いことばかりではなく、10月から市営地下鉄もバスも乗り放題になります。(横浜市内だけですが)最初にちょっと支払いがありますが、バス地下鉄移動がすきにできるというのは結構嬉しいかもしれません。

 ということで音楽もまだまだ続けています。大学も今年で終わりですが、今年は前半ギターを教えていて、締めの発表会で学生の一人が「七つの子」を演奏したのですが、それが印象的でYY@Duoで歌ってみようと思い立ちました。誰でも知ってる歌です。ドリフの替え歌でも一世風靡しました。新しく編曲して作って見ました。作詩は野口雨情、作曲は本居長世です。

 今では嫌われ者のカラスですが、当時はそんなに嫌われ者でもなかったのかもしれません。嫌われ者にしたのは、多分現代の環境変化だと思っています。宅地開発で森がなくなり、多量のゴミを出す人間社会がカラスの生活を変化させ、ゴミ箱を荒らされ自分たちの都合が悪くなったことで嫌われ者になったと想像できます。

 里山のなかで森に帰るカラスを題材にしたこの歌はシンプルなメロディーと懐かしくもある風景を表現しています。コードは少しいじっていますが、シンプルさを損なわないように配慮して編曲しました。興味のある人は是非聴いて見てください。Youtubeはこちらです。下の画像をクリックしても聞くことができます。






2022年8月8日月曜日

残暑お見舞い申し上げます

  さて、立秋も過ぎ今日から暑中見舞いから残暑見舞いに変更になります。まだまだ暑い日は続きコロナも収束しませんが皆様ご自愛の上お過ごしください。

 ということで、昔の暦とはだいぶずれてますが一応季節の変わり目です。世界の気候が激変する中世界情勢も不安を残したまま過ぎていきます。私ごとですが、後一月と数日で古希になります。こんなに長く生きる予定ではなかったのですが過ぎてみればあっという間の70年、昭和に生まれ平成、令和と渡り歩いてしまいました。思い返せば凄まじい技術の進化で、今ではみんなが電話を持ち歩く時代になりました。まさに子供時代に読んでいた漫画の未来世界が次々に実現していきます。まだまだの部分もかなりありますが、捨ててきたものもたくさんあると感じています。

 一昨日(2022/08/06)急にトイレがつまり水の流れが悪くなりました。急いで修理道具をアマゾンに注文して、昨日届いたので問題は解消しました。アマゾンの配送の速さはこんな時には便利ですが、翌日届かなくても良いものもたくさんあります。これも技術革新のたまものに違いないと思うけど、そんなに急がなくてもいいですよと思うことも少なくない。

 パソコンも次から次へと新しいものが出来て、あっという間に今持ってる機種が古くなります。私はMacを使ってますが、最初に買ったのはColor Classicという機種です。この歴史を見ても技術革新の流れはけっこうわかったりします。その間にOSも次から次へと変わりました。大きく変わったのはOS-Xが出てからですかね。OS-9が旧機種の最後でしたが、我が家のマックはまだそれが動いて楽譜ソフトが稼働しています。

 音楽媒体もレコードからCD、DAT,MDなどと変化していきました。一応仕事なのでその度に対応する機械を変えてきました。今では配信に変わり録音事情も2Chから倍々に増えていき今では個人でもパソコンさえあれば宅録が容易にできる時代です。専門家から一般市民に市場は変化していきました。媒体変化のきっかけはAppleのiPodが出た時からですかね。CDが売れなくなり、Youtubeが流行り出した頃から動画のバックに使われている曲はループ物にかわり、とたんにつまらない物になってきました。しかし作曲家にとっては、自分の好きな音楽を好きな時に発信できるという良さもあります。どんなジャンルの音楽でもサウンドとしてはそんなに変化していない気もします。時代の変化を鑑みつつ自分の音楽の表現をどうするか考える今日この頃です。

 ここ十数年、教育現場に関わらせていただきましたが、それも今年で終わります。様々な学生たちと会いとても楽しい時間でした。どれくらい自分の音楽のDNAが伝わったかは不明です。新潟で音楽を始め、素晴らしい恩師に出会いました。その音楽のDNAを伝えてきたつもりですが、こればかりは知るすべがありませんね。何はともあれちょっとでも伝わってくれてたらいいなあ〜と思っています。あと半年最後まで気を抜かずに伝えていきたいと思っている今日この頃です。

木漏れ日とノウゼンカズラ