2020年8月25日火曜日

ヒグラシがやって来た

  今日は8月25日、2月にコロナ騒ぎがクローズアップして来てすでに半年が過ぎてしまいました。世の中は一変し、社会の良いことも悪いことも含めて様々なことがあぶり出されて来ました。これから人間がコロナの中でどう社会を形成し、生きていくのかが試されています。私は自然界が人間に与えた警鐘だと思っています。今まで気づいて来た効率優先の社会も根底から覆され、あらゆる物にそのあり方が問われています。街中ではマスクをしている人が行き交い、一見何も変わらずに過ぎているように見えますがジワジワと心の奥底にまでコロナの影響は侵食して来ています。

 音楽界も、今まで普通に出来ていたことが出来なくなり表現も仕方も変わらざるを得ません。そんな中でどういう風に生きていくのかずっと考えています。大学の授業も尋常ではない変わりようです。人が集まれないというのはこんなにも大変なことなのか、というのを実感させられます。今まで接触でしか出来なかった教える、教わるという行為も出来ません。オンライン授業という選択肢を余儀なくされてどうやったら伝えられるかを考えつつ、そのための準備をして、始まりました。私の場合は、今までやって来たことが幸いして本や音資料は山のようにあったのでかなり助かってはいますが、それでも周りの協力を得てなんとか資料を揃えました。どうやら後期もオンラインになりそうなので今に止まっているわけにもいかず、先を見据えて伝えられることを作らないといけません。9月中頃から始まる予定なのでそろそろ準備をしようかと思っています。

 間も無く9月がやって来ます。9月は誕生月です。末の方ではありますがうかうかしてるとあっという間にやって来ます。またひとつ歳を重ねてしまいます。人間が決めた区切りではもうすでに老人です。本人の中では多少の体力が衰えたとはいえ、気持ち的にはそう変わっていません。とはいえ、テレビのニュースで出てくる同年代を見ると「ああ、老人だなあ」と気づかされます。残りの人生も短くなって来ましたが、今できることをやっていくしかないので、気負わず淡々と生きていこうと思います。


我が家の楓にやって来たヒグラシ




2020年8月16日日曜日

お盆の終わりに

  お盆が終わりました。今年は墓参りもできず家で過ごしました。という世間並みのお盆ですが、そもそも帰省は昔からずらしていました。日本中が休みの中、わざわざ渋滞の混雑の中帰る気はせず自由業の特権でみなさんが帰る頃、田舎に向かうというスケジュールもいつも組んでいました。

 目の前にある仏壇と対峙して、過去を振り返りあの頃はというような昔話をするのもなかなかいいもんだと思う今年のお盆でした。変えられない自分史を振り返り、人生の中で遭遇した分かれ道を考えてみる。そこで選んだ方の道は果たして良かったのかどうかわかりませんが、それが現在の自分を形成しています。こんなことを考えるようになったのも老人力のせいですかね。

 さて、体が悲鳴をあげそうな暑い日が続いていますね。立秋が終わったのでもう残暑と言われても夏真っ只中という気分です。今日(2020/08/16)は朝から31度もあります。こんな風に暑くなったのは日本中のクーラーのせいだと私は思っているのですが、クーラーなんてものがなかった時、道路に打ち水をして過ごした頃が懐かしく感じます。もしかしたら、子供の時に感じた気温と今感じる気温は違っていたのかもしれません。子供の頃は気温も大して気にしていなかったし、そもそも存在すら知らなかった。そういえば昔の寒暖計は水銀を使ってましたね。間違えて割ってしまうと小さな玉になりコロコロと転がる液体を興味を持ってみていたのを思い出します。

 写真は、木の二股に生えていた「コケ」、涼しげな風景ですが人生の二股を連想してしまいました。自分の歴史を自然のまま受け入れる、自分が選んだ道を信じて生きる。これからもそんな風に生きてみたいと思う今日この頃でした。

Youtubeでカバー作品を配信しています。

みんなで歌ってみた「ミルクはげんき タマゴもげんき

YY@Duo(ワイワイ・アット・デュオ)「星ひとつ

YY@Duo(ワイワイ・アット・デュオ)「星空カーニバル

YY@Duo(ワイワイ・アット・デュオ)「大きな古時計

YY@Duo(ワイワイ・アット・デュオ)「チキンダンス

二股の木に苔が涼しげです

2020年8月7日金曜日

残暑お見舞い申し上げます

 季節の移り変わりは早いもので、今日(2020/08/07)は立秋です。感覚から言えばようやく梅雨が明けたばかりです。時候の挨拶も今日から「残暑お見舞い申し上げます」となるらしい。私の中では全然そんな気分ではなく、これからが夏本番とい感覚になっている。ただ座っていても汗がジワ〜っと出てくる暑い日が続いています。毎日のシャワーは欠かせない時期ですね。コロナに加えて熱中症も増えているようです。みなさま気をつけましょう。
 何もしないというよりは、菌をばらまかせる政策の日本政府とそれを止めようとする地方自治体の戦いが繰り広げられていますが、どちらを応援するべきかは自明の理です。自分で自分の身を守りましょう。移らない移さないが基本の生活を自分で確保するようにするしかありません。
 さて、どこにもいかない毎日ですがどうやら大学の後期もオンライン授業になりそうです。伝えられること、伝えきれないことを少しまとめて見ようかと思っています。人との繋がりが現実に絶たれた今、この日本の過剰すぎるプライバシーが壁をさらに加速させているように思ったりします。都合の悪いことが起こるとなんでもかんでもプライバシーを持ち出して片付けようとしてしまう風潮!とても気になります。学生の中で一人だけ顔を出さない学生がいます。オンラインで対峙する時、声だけでは計り知れない壁を感じます。人間は相手の表情も読みながら五感を働かせてコミュニケーションをとってます。それでようやく今言ってることは伝わっているんだろうかというのがわかりますが、学校からはそこは強要しないように言われているので(これも変だと感じています)無理に強要はしていませんが、できるならちゃんと顔をだして欲しい!この学生は将来、子供達の前に立つ人です。実社会を形成するにはこんな選択肢はないはず!この先顔を出さずに先生になることはありえません。オンライン授業が始まるときにそのことはきちんと学生に説明して受講の仕方を説明するべきだと私は思っています。
 写真はテニスコートから見えるみなとみらいのビル群です。磯子区にある岡村公園。あまりここではやらないのですが、たまに行くとこの景色を見ることができます。みなとみらいにはコロナが始まってからというもの、全然言っていません。まあ、こうして遠くから見るのも良いもんだ、もうしばらく我慢して見ようと思う今日この頃でした。

星ひとつ(コーラスバージョン)はこちら