私が乗るふるさと行きの列車でさえ、雪景色を想像しながら乗ったわけですが、見事に今回は裏切られて思い描いた光景は見事に裏切られました。しかし、想像するのは自由です。多分この自由さに惹かれ創造する仕事を選んだような気もします。かねてからの私の持論ですが、想像力は創造力に繋がると思っています。
先日から取り掛かっていた、京都の和束町のイメージソングを合唱に編曲させていただきました。もちろん行ったことのない所です。地図で見てみると宇治と伊賀と京都の真ん中辺に位置しています。お茶の産地らしく山間の静かな街というイメージです。ここからイメージを想像して、どんな風に編曲するかを思い描いて行くわけです。それが正解なのか不正解なのかは私にはわかりませんが、音に変換する過程はとても楽しくて、やっぱり音楽が好きだと思ったりします。
前にもどこかで書いたような気もしますが、想像力は世の中を豊かにすると思っています。なんでも調べれば答えが出てくる時代になりました。しかしその便利さと引き換えに想像する力は衰えて行くばかり、なんだか最近とても居心地の悪い世の中に感じます。相手を思いやる想像力のなさ、自分が行動する時にその先が想像できないから感情にまかせて事件を起こしてしまう!自分のいる立場や行動全体を見渡せない衝動的な事件を起こしてしまう要因なのではと思ったりもします。
子供の頃から音楽に関わってきた私は、そんな意味で幸せだなあ〜と思う今日この頃です。今はもういない教えていただいた先生方のおけげで今の自分が成り立っています。その恩を忘れずにこれからも作品を作り続けていきたいと思います。
東京駅
この列車はどこへ?
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