2020年10月27日火曜日

君に会いたくて

  10月12日の足跡を最後に友達の消息が分からなくなりました。あちこちに連絡して探してもらっていますが、消息が途絶えました。携帯電話の電源も切れているようです。家にも帰っていないようなのでとても心配です。今年のお正月を最後にコロナで会えなくなりましたが連絡は取っていました。私と同い年で何十年も付き合っています。一人暮らしなので生存確認のために必ずFacebookの記事に「イイネ」をつけてもらうように約束は交わしていました。10月13日から「イイネ」がつかなくなり、FBの友達にも連絡を取って探しています。今日で2週間になります。あらゆる手は尽くしていますが追いかけるにも限界があります。そして思いは悪い方にばかり向かってしまいます。事故、入院、などでなければいいなあと思っています。

 この世界、携帯電話はとても便利ですが電源が切れてしまうと追跡できません。弟さんに警察にも行方不明届を出してもらいました。コロナになってあえなくなりましたが、FBのメッセンジャーで連絡は取ってました。この歳になると一人暮らしはやはり心配になります。弟さんと大家さんも知り合いなので、住まいに行ってもらいましたが帰っている形跡はありません。メッセージもLineも繋がらず、携帯の電源を入れてないと思われます。今時のこのネット社会は一つの電源によってすぐに分断されてしまうんだと思い知らされてしまいました。

 先週の金曜日におじさんが亡くなって、同じ日に長年ピアノの調律をやってもらった方も亡くなったという知らせを受けたばかりです。コロナの世界ではおじさんの葬儀にも行けていません。調律師の方は中野だったので、最後のお別れに行ってきました。そんな最中の友人の失踪で心も痛めつけられてしまいます。

 一人暮らしの友人は他にもいます。彼とも毎日Lineでのやり取りで生存確認はしています。しかしそれとて繋がらなくなった時はどうしようかと考えています。最近携帯しか連絡がつかない人も増えつつあると思いますが、電源が切れた時のか細いライフラインに見えてきます。消息を絶った友人は固定電話もありますが、家に帰っていなければそれも通じません。世の中のライフライン(通信の意味で)はなんて脆弱なんだろうと思わされる出来事です。何よりも無事でいることを祈ってます。この記事を見たら連絡してください。




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